AIO対策の費用は、2026年9月6日時点で初期0〜50万円、月額5万〜50万円以上が相場です。月額に10倍の幅があるのは、記事の本数と、技術実装やレポートを含むかどうかが会社ごとに違うためです。同じ日の検索結果に出ていた実額を並べたうえで、金額を左右する4つの要因、見積もりで見る場所、自分でやる場合の実費までを順に書きます。
相場の実態:初期0〜50万円、月額5万〜50万円以上
2026年9月6日、Googleで「AIO対策 費用」を検索しました。最上部に出た「AIによる概要」は、費用相場を初期費用0〜50万円、月額5万〜50万円以上と要約しています。幅が広い。内訳は初期診断・分析が0〜30万円、初期実装・設定が15〜50万円、月額の運用・保守が5万〜50万円以上です。AIO対策とは、GoogleのAIによる概要やChatGPTのようなAI検索で、引用・推薦される側になるための施策を指します。
同じ日の1ページ目には、費用相場を解説する記事が8本並んでいました(検索広告は別に4本)。そこに書かれていた金額を、AIによる概要の要約と並べました。
| 費用の種類 | AIによる概要の要約 | 1ページ目8本に出ていた金額 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0〜50万円 | 10〜50万円 |
| 月額 | 5万〜50万円以上 | 10〜50万円が複数。15〜80万円、10〜200万円と上を広く取る記事もあり |
| 単発の診断・分析 | 初期診断 0〜30万円 | 5〜30万円、10万円〜 |
| 初期実装・設定 | 15〜50万円(構造化データの実装やllms.txtの設置など) | 初期費用に含めて記載 |
下限と上限の書き方も分かれていました。「最小限の対策なら5万円から」とする記事があり、「Web制作を含む本格的な対策は50万円から」とする記事もあります。自社の実額を本文に出していたのは8本中1本(月額25万円、診断10万円の一括)で、残りはレンジだけでした。
相場に幅があること自体は、レンジの広さから読み取れます。月額の下限5万円と上限50万円のあいだには10倍の開きがあり、上を広く取る記事では200万円まで書かれていました。ただ、レンジのどこに入っているかでは妥当性を判断できません。同じ月額5万円でも、改善の提案までなのか、記事を書いて公開するところまでなのかで買っているものが変わるからです。
この語を調べる人は増えています。「AIO対策 費用」の月間検索数は260回で前年比+228%、「AIO対策 相場」は170回、「LLMO対策 費用」は140回で+32%(ラッコキーワード、集計期間2025年8月〜2026年7月)。親となる「AIO対策」自体が4,400回・+128%です。値段を知りたい人が増えている一方で、値段を書いている会社は少ない、という状態にあります。
ここまでの数字はすべて2026年9月6日時点の実測です。親キーワードの「AIO対策」が前年比+128%で伸びている最中なので、相場も動きます。半年前の記事の金額をそのまま予算にすると、ずれます。
金額を左右する4つの要因
月額に10倍の幅が出るのは、高い会社と安い会社がいるからというより、月額に何を含めるかが会社ごとに違うからです。比べる前に、次の4点を自分の側で確定させます。
- 1.記事の本数:月に何本の新規記事を書くか。月額をこの本数で割れば1本あたりの単価が出ます。本数の記載がない見積もりでは、この計算ができません。
- 2.技術実装を含むか:AIによる概要は初期実装・設定に15〜50万円を置いています。入るのは構造化データ(記事の内容を検索エンジンやAIが機械的に読めるように書くコード)の実装と、llms.txt(AIに読ませたい情報をまとめたテキストファイル)の設置です。月額に入るのか、初期費用か、別見積もりか。ここで総額が変わります。
- 3.月次レポートの有無:順位や流入の推移を毎月出すかどうか。1ページ目の記事では、支援範囲を診断のみ/改善提案まで/記事制作・実装までの段で分ける書き方が見られました。レポートはこの段の分かれ目になりやすい。
- 4.契約期間と最低期間:月額5万円でも、最低6ヶ月なら30万円、12ヶ月なら60万円を払うことになります。比べるべきは月額ではなく総額です。
4点が決まると、会社をまたいだ比較は一本の式になります。月額×最低契約期間+初期費用が、その会社に払う総額です。ここに新規記事の本数を添えれば、1本あたりいくら払うのかも出ます。

見積もりを読むときの確認点
見積書が届いたら、その場で次の4行を確認します。見るのは総額の大小ではありません。この4行が書かれているかどうかです。
- 本数で割った単価が出せるか:月額÷新規記事の本数。本数が書かれていなければ、契約前に確認します。
- 含む・含まないが行単位で書かれているか:構造化データの実装、llms.txtの設置、画像の用意、自社サイトへの入稿。どこまでやるのかを行で読みます。この作業が月額側か初期費用側かで総額は動きます。
- 測れる数字と測れない数字が分けてあるか:検索順位、サイトへの流入、問い合わせ件数は継続して計測できます。AI検索での言及回数は、順位のように毎日数えられる指標ではありません。保証めいた記載があれば、どう数えるのかを聞く。
- 解約したとき何が手元に残るか:公開した記事と、サイトそのものが自社のドメインに残るか。制作会社側のシステムに載る形なら、解約後の扱いを契約書の条文で確認します。ここは口約束にしない。
4行のうち1行でも空欄なら、契約前に埋めてもらいます。口頭で説明されたものは、見積書か契約書に書き足してもらう。単発の診断・分析だけを頼む道もあります。1ページ目には5〜30万円、10万円〜という記載がありました。いきなり月額契約に入る必要はありません。
月額10万円の会社と月額50万円の会社は、何が5倍違うのですか。
読み取れるのは、本数と支援範囲の差です。1ページ目の記事は、プランを段で分ける場合、記事の本数か、診断のみ/改善提案まで/記事制作・実装までという支援範囲で段を変えていました。金額だけを見比べても差は分かりません。見積書の「含むもの」の行数を数えるほうが早い。
実額を出している会社が少ないのはなぜですか。
理由は公開されていません。事実だけ書きます。2026年9月6日の1ページ目8本のうち、自社の実額を本文に書いていたのは1本(月額25万円、診断10万円の一括)だけでした。残りはレンジのみでした。金額は問い合わせて確認する前提になります。相場の記事を何本読んでも、自社が払う額は出ません。
自分でやる場合の費用と手間
外注しない場合、現金として出ていく額は小さい。実費は次のとおりです。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| Google Search Console(検索順位・表示回数の実測) | 無料 |
| GA4(サイトへの流入と行動の計測) | 無料 |
| 月間検索数の取得(ラッコキーワード) | エントリー 月660円〜/ライト 月990円 |
| 構造化データ・llms.txt・サイトマップ | 自分で書けば0円 |
| 生成AIの有料プラン | 各社の公表価格で月数千円程度 |
合計しても月に数千円です。相場の下限である月5万円と比べても一桁小さい。つまり費用の大半は自分が使う時間で、そこを計算に入れないと外注費と比較できません。
時間の見積もりは、他人の平均値を借りずに自分で測ります。1本の記事を、キーワード選び・構成づくり・執筆・画像の用意・入稿の5工程に分ける。実際に1本作って、各工程の時間を記録します。合計時間に自分の時給を掛け、月の本数を掛けた額が、外注の見積もりと並べる数字です。工程ごとに測っておくと、一部だけ外注する判断もできます。
工程ごとの時間が分かると、外注の見積もりの読み方も変わります。相場の下限である月5万円を、自分でやったときの月の合計時間で割れば、外注が肩代わりする1時間あたりの単価が出ます。それが自分の時給より高いか低いか。判断の材料が、相場のレンジから自分の数字に移ります。

無料のツールだけで始められますか。
Search ConsoleとGA4は無料で、構造化データやllms.txtも自分で書けば費用はかかりません。有料になるのは月間検索数のデータで、ラッコキーワードならエントリープランが月660円、ライトが月990円です。検索数の裏づけなしにキーワードを決めると、需要のない語に時間を使います。ここだけは払う価値がある。
参考:当社の場合
テマナシSEO/LLMOの料金は、月額¥50,000(税込・最低6ヶ月)、新規記事は月8本、初期費用が¥50,000〜¥200,000(初月のみ)です。順位を上げるためのリライトは当社の判断で行い、本数に含めず追加費用もかかりません。診断は無料です。月額に含むもの・含まないものは料金ページに行単位で載せているので、上の4点の確認はそのまま当社にも当てて構いません。
参考資料・一次ソース
- AI機能とウェブサイト— Google 検索セントラル
- 構造化データに関する一般的なガイドライン— Google 検索セントラル
- Search Console検索パフォーマンスの見方— Google Search Console ヘルプ
AUTHOR
この記事を書いた人

杉山 誇京
株式会社FiTin 代表・テマナシSEO/LLMO運営
デジタルマーケティング大手・オプト出身。大手メーカーから飲食店舗まで、幅広い業種のマーケティング支援に携わってきた。現在はマーケティングと開発の両方を武器に、EC・店舗・住宅など業種を問わずWeb集客サイトを自ら制作・運用している。
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